グジャラート州(インド)の、細かく割った鏡を布に縫いつけていくミラーワーク手刺繍のパッチワークタペストリーです。年代は不明ですが、退色具合からかなり古いものと思われます。本物の手仕事に触れることがほとんど出来なくなった今でも、グジャラート州はバラエティ豊かな手仕事が脈々と受け継がれています。
富裕層向けの豪華な手工芸とは別に、家庭での手仕事として発展したミラーワーク刺繍には、人々の生活の知恵や祈りの気持ちが詰まっています。女性たちは糸や布の端切れも決して捨てず大切に保管し、それらの端切れを利用して房飾りを使ったり、パッチワークにしてタペストリーなどを作っています。いくつもの小さな鏡を丁寧に縫いこんだミラー刺繍は、他人からの妬みや嫉みの視線を退ける「邪視避け」の役割があると言われ、婚礼衣装や子どもの衣服にも使われています。
また、その圧倒的な手仕事の熱量は、日本の農村で古くから行われてきた、ぼろの継ぎ接ぎや刺し子などの日本の手仕事とも多くの共通点を感じます。
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型番:T001
Size:約1000×1500mm
Material:
Made in:クジャラート州(インド)
*ヴィンテージのため、経年による刺繍のほつれや布の歪み、ミラーの割れ、織り皺などがございます。予めご了承ください。
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