ナイジェリア ヨルバ族の藍染布 アディレ・エレコ SLI018
¥ 21,000
SOLD OUT
アディレ(Adire)とは、ナイジェリアに住むヨルバ族伝統の藍染め布です。ヨルバ語でTie-dye、つまり絞り染めを意味します。その名の通りもともとアディレは絞りの布でしたが、型染め、手描き、ミシン絞りなど時代とともに技法が増え、今ではヨルバ族の防染された藍染布の総称になっています。
そんな多様なアディレのなかでもとりわけ美しいのが、キャッサバのでんぷん糊のペーストを鳥の羽やほうきの枝につけ、柄を手描きし、珍しい性質と独特の美しい色を持つヨルバ藍を使用して藍染めしたアディレ・エレコです。
エレコとは「ペーストを使った」の意味で、手描きしたでんぷん糊のペーストが剥がれないように布を藍液に浸けては乾かす工程を、深い色になるまで何度も繰り返します。糊を搔き落とすと、糊が塗られていないところは藍色に、糊を塗ったところは白く残ります。仕上げに、もう一度藍液に浸け、白く残ったところを淡い水色に染めます。ヨルバの人々のあいだではそれが美しいとされ、同時に、きちんと作られたエレコの証でもあるそうです。
個人的にはこの最後の工程により、薄暮の空のような淡い水色と、夜のような深い青が同居するバランスがとても美しいと思っています。
現在は合成藍の出現や化学染料の普及などにより、細かいエレコを描く名人や天然藍だけを使う染め手はほとんど残っておらず、ごくわずかしか生産されていない、とても貴重な布です。
今回はそんな伝統的なアディレ・エレコに惚れ込み、現地を何度も訪れ、残された唯一の生産者の方と、本来のアディレ・エレコを生産し紹介している方にご協力いただき、過去の名品にも負けない品質のアディレ・エレコをご紹介することができました。
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ご使用上の注意
アディレは藍の特性により、洗う際に色落ちすることがございます。お洗濯はたらいやバケツの中で水洗い(お湯は×)
をおすすめします。洗濯機もお使い頂けますが、バスタブ、洗面台に藍色素がつくと落とすのが大変です。
直射日光は退色の原因となるため、干す際は陰干しをおすすめします。
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型番:SLI018
Size:約124×223cm
Material:綿100% (生地は日本製) 藍染
Made in:ナイジェリア
*一点一点ハンドメイドのため、染めムラや布の歪み、織り皺などがございます。予めご了承ください。
*店頭販売もしているため、更新に時間差があり 掲載商品が売り切れている場合が あります事をご了承ください。
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