古書 世界の民芸 浜田庄司・芹沢銈介・外村吉之介 著 朝日新聞社 1972年初版 01
¥50
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1970年から翌年にかけて『週刊朝日』誌上にて、浜田庄司・芹沢銈介・外村吉之介がリレー形式で連載した企画をまとめた一冊。
北中南米、ヨーロッパ、アジア、南太平洋、アフリカなどを中心に、浜田庄司・芹沢銈介・外村吉之介等の豊かなコレクションから選びぬかれた海外民芸品を3人の簡潔な解説と菅野喜勝の美しい写真で紹介した、海外の民芸品のバイブルとも呼ぶべき名著です。
いつ読み返しても新鮮な驚きにあふれ、かならず手元に置いておきたい一冊です。
「民芸」の誕生、そして世界の「民芸」へ
……たしか大正十四年、柳宗悦、河井寛次郎と一緒に伊勢松阪へ旅をした汽車の中で相談の上、結局、「民衆の工芸」をつめて「民芸」という造語が決まり、つづいて翌十五年早春、紀州へ木喰仏を探しに出た帰り、私達は高野山、西禅院で一夜を過ごしたときに、柳の「日本民芸美術館設立趣意書」が生まれて、はっきり新しい道が開かれました。〔中略〕この本の目的の一つは、海外の国々の「民芸」という名を冠しない民芸品を自由に紹介して、現在、とやかくいわれるあやしい民芸品と見較べ、見直していただく機会にもなってほしいと思います。結局、素直に民芸を見ることは、一応「民芸」の名を忘れることだという不思議な結果になります。
(浜田庄司「あとがき・物を見ること持つこと」より)
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Size:約W215×H190mm ハードカバー 222ページ
著者:浜田庄司・芹沢銈介・外村吉之助
出版社:朝日新聞社
撮影:菅野喜勝
出版年:1972年 初版
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